長く不調だった理由。

どんな事にも理由があってほしいし、全ての事に万能薬みたいに解決策があってほしい。

そう思う精神状態がすでに子供であって大人になることを拒んでいる気がする。

私は鬱状態になった時にとにかく薬をのんでやすんでいれば治るものと思っていたけど
残念ながら今以て治ってない。

一度故障したものは事故車と一緒で、一見しっかりしてるようでも歪さがどこかに
残り、それを抱えて生きて行くしかないのだろう。

とりあえず、日にち薬でだいぶ良くなったのと、双極性障害の薬でパチリ、と合うものに
たまたま出会えたので今はだいぶ楽だ。

しかし日にち薬は10年かかった。悪くなる年数もそれくらいかけたので無理ないけど。

双極性障害はガチの精神障害ってイメージだったから中々受け入れられなかった。
だから薬の変更もせず、鬱っぽさの薬でやってたので時間がかかってしまった。

現在、双極性障害が少し落ちついてるものから申しますと、薬さえあえば結構フラットな
時間が長いもんです。

躁状態のときのハイさは気持ちいいですけどね。
ランナーズハイがずっと続いてるような、全てが美しいし全てに感動するし体は軽いし
多幸感あるし。全て上手くいってる気がするんですけどうわ滑っててミスは多い…

ところが混合状態も長いんです、私は。これは不機嫌でね、ハイなまま鬱で
身体中が常に痛むしでも動けるから鬱と思いにくいし、眠れないし食べられない。
怒りっぽいし自傷や自殺に走りがちだし危険。

そして長時間の鬱期間。これが辛い。常に筋肉痛と体の不調。過眠と過食と拒食。
この間、モンドール病という軽度の血栓の病気もやったし、そのほかの不定愁訴もろもろ。
痛みに耐えて会社にいって帰ってくるので精一杯。ただ行って帰る事ができるな
あまり問題ないのだろうと見なされてしまうので辛かった。

けどただ働いてあとは何もせずただ生きているだけって人間なのかって思ってしまった。

なのに病気は受け入れられなかった。

発達障害持ちだけのほうが格好良く感じた部分もある。恥ずかしながら。
だって流行りだしさ、病気じゃありませんって強く言われるしさ。

でも双極性障害は病気ですよね。

しかも外聞の悪い。

私は実際かかってるのを自覚してみて、治療してないと外聞悪い人になるのを強く認識した。
逆に薬と生活を管理する事で普通の人以上に普通の人になれたので、たまたまラッキーなのも
あったけど、治療大事とおもった。

何か、特殊なひと。発達障害持ちってなんかかっこいい特殊な人々になりたいっていう
子どもの心が結局私を健康な心身から遠ざけたんだと思う。

バカなんだな、と落ち込む。

けど向き合った今は違う景色が見えてる。

発達障害持ちも双極性障害もどちらも自分の持ち物なので、また色んな本を読んで勉強して
より良く楽しく生きてみたい。